210209 本日気になった銘柄

今日は久しぶりに夜時間がとれたので、株チェックをしました。本来であれば毎日やりたいのですが、チェックだけで30分~45分くらいかかるのでできない日が多くなってきています。。😢 チェックする量を減らしたり効率化してなんとか毎日やりたいです。

 

さて、本日気になったのは

 

●1436 フィット

●4433 ヒトコム

●6172 メタップス

●9059 カンダ

 

まず、ヒトコムについて焦点を当てると。。

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綺麗なチャートに見えますね。現在調整中ですが、PERがこれまでの平均14倍程度から20倍まで上昇しているのでもう少し押す可能性がありそうです。

 

一方で、ヒトコムはコロナ後を見ると決算ごとにPERが1.5倍化しています。

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つまり、投資家の期待値に応えるとその分PERが上がるようです。そして、その期待をさらに超えると1.5倍以上の伸びに、超えられないと1.5倍以下の下落につながるのだと思います。

つまり、ヒトコムは調整などでPER20倍を明確に割れば買いのチャンスになりそうですね。株価でいうと2050円目安です。

 

次にカンダですが、面白いチャートでした。

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決算読んでないのですが、PER的にかなり割安になってますね。PBRも低いので、グレアム指数は4.07とハイパーバリュー株ですね。

とはいえ、成長の余地が分からないので900円から1000円をうろうろするイメージでしょうか。最終的にはPER9倍程度に落ち着く気がします。

 

以上です^^

かぶ1000さんから学ぶバリュー株投資#3

おはようございます。ちょっと間を開けてしまいました。今日は「収益バリュー投資」について勉強していきます。

 

まずはPERについて、PERは企業の利益に対して株価が割安か割高かを示す指標です。PERが高いほうが利益に対して割高。低いほうが利益に対して割安を示します。

 

PER=株価/1株あたりの当期純利益(EPS)

 

となります。収益バリュー投資は、このEPSが高く、株価が低い、その結果PERが低い銘柄を見つけ、企業の収益力が高い銘柄に投資する手法となります。

また、PERを「株式益利回り」として評価することで、株式以外の金融商品国債)などの金利と比較しやすくなります。

 

株式益利回り=1/PER 

 

となります。

例えば、PER20倍の場合は、株式益利回りは1/20=5%となります。

 

もう少し深く考えてみると、株式益利回り=1/PER=EPS/株価となります。

つまり、単位株価あたりの利益となりますので、金利と同じ目線で比較できるということですね。

 

これを少し応用すると。。。

PER100倍の会社の株式益利回りは1/100=1%となります。今の米国10年債の利回りが1.12(また上がってますね。。)なので、PER100倍を超えると金利ベースで考えると国債に投資したほうがお得になりますね

逆に、1.12の逆数は89.2ですので、PER89倍程度までであれば、金利に対してお得感がある、といも言えそうです。

 

なお、かぶ1000さんは、このふたつの手法のうち、資産バリュー投資のほうがより安全性が高く見通しが立てやすい確実性の高い投資だと述べています。

 

<おまけ>

私は株歴が短いので、たまに聞く「PERが10倍ということは、10年かけて利益を回収する云々」の話に対して「なんでPERと年数が関係するの?回収って何?」という感じでした。今回はこの件について整理したいと思います。

 

PER=株価/EPSなので、株価=EPS✕PER となります。

仮にPER=10としましょう。その場合、

株価=EPS(1株あたりの純利益)✕10となります。この式の両辺に「発行済株式総数」をかけると、

 

株価✕発行済株式総数=10✕EPS✕発行済株式総数

 

ここで、株価✕発行済株式総数=時価総額、EPS✕発行済株式総数=(年間)純利益 ですので、まとめると

 

時価総額=10✕年間純利益

 

となります。これは、PERは10倍の場合、10年間今と同じEPS(純利益)を継続すると10年間で時価総額に追いつく、ことを意味します。これが「PERと年数」をつなぐ考え方なんですね。

6077 N・フィールドの分析

今日は明日が決算の持ち株「N・フィールド」について分析します。持ち越しか、今日売るかを考えていきます。

 

まず、N・フィールドですが「精神科訪問看護」という領域で事業をおこなっており、売上や営業利益などの数字は以下の通り順調に推移しています。

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それに対して、チャートですが、以下の通り19年からかなり下に掘っています。これは19年の決算が減益で、2年連続の減益になったためでしょう。

 

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PERの水準も下落方向にあります。120倍程度から60倍程度を経て、現在は27倍と過去と比較すると割安圏内ですが、事業に対する投資家からの評価が変わったのであればあまり参考になりません。

 

なお、同社は1/27に以下のようなリリースを発表しています。

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当初の今期営業利益目標が6億だったのが、7.7億円に上方修正。この数字は四季報の強気数字(7億)以上だったので、市場も敏感に反応。その後、利益確定売りなどで値は下げています。

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PERの推移を確認すると、上方修正により大きく下がっているので、決算による大幅な下げは、よっぽどのバッドサプライズがない限り無さそうです。

 

ということで、結論は持ち越したいと思います。とはいえ、決算怖いですが、持ち株の方は頑張りましょう!🐱

かぶ1000さんから学ぶバリュー株投資#2

本日は「資産バリュー投資」について見ていきます。

 

資産バリュー投資:企業が所有する資産価値に対して、株価が相対的に低い銘柄を探して投資する手法

収益バリュー投資:企業の収益力に対して、株価が割安な銘柄を探して投資する手法

かぶ1000さんは、この資産バリュー投資が得意のようです。

 

まず、おさらいとして、PBRとPERについて考えます。

「純資産」とは企業の総資産から総負債を引いたもので「株主資本」とも言われます。PBR=株価/BPS(1株あたりの純資産) BPS=純資産/発行済株式数なので、PBRは株価が純資産に対して割安か割高かが分かり、PBRが1未満なら割安。PBRが1以上なら割高といえます。

つまり、PBRが1倍未満の場合は、その企業が有する純資産以下で株価が売られているわけなので、バーゲン状態と言えるんですね。

 

さらに、かぶ1000さんは単純にPBRで比較せず、「実質PBR」を重視されています。実質PBRとは、表面上のPBRに、保有している資産を時価評価した際の簿価とのギャプである「含み資産」を加えたものです。その上で、どれくらい割安かをわかりやすくするために、「割引率」という指標で見られています。

割引率=(PBR-1)*100% 

例)PBR0.4倍の場合、割引率はー60% ⇒これは、会社の純資産よりも60%割り引かれた評価ということになります。

 

実質PERのくだりについては、どこまで厳密に実質化できるか微妙だと思いました。例えば、土地の簿価を正確に入れたいとしても、対象企業がどこの土地をいつ買ったかわからないと駄目なわけですよね。その観点でいうと、昔から一等地を有している企業、例えばJR東日本三菱地所などはかなりバリューがあると思われます。

 

難しいですね。。笑 次回は収益バリュー投資について勉強していきます。

株価の真実#4

今日は株価の「織り込み」について学びます。文字ばかりですみません😢

 

●株価は将来の出来事を織り込む

株価は景気の正確なバロメーターで、常に景気の6カ月や12カ月先を先行している。まず債権が上がり、次に株が上がる。その後で好景気がやってくる。下降局面でも同じだ。株価はまだ好景気のうちに6カ月から8カ月下げる。将来の景気後退を織り込むからである。

例えば、ある銘柄の4半期決算が良かった時、事情通にとってそれはニュースではないため、相場が上下することはない。事情通はそのニュースを30日も60日も前から知っているからだ。したがって、一般の人がニュースを通して耳にしてから行動しても遅く、それを知っている人は既にそのニュースを株価に織り込んでいる。

悪いニュースが突然出てきて、株が大量の出来高を伴って下げた時は、一般大衆は買い持ちのままで事情通の人は既に売り逃げているため、相場は更に下げると思ってよい。

また、良いニュースが出た後に株価が下がり始めるのは、そのニュースは既に織り込み済みということである。その時のチャートを見れば、市場がディストリビューションまたはアキュミュレーションの時期に入ったことがわかる。

 

●予期せぬニュース

時として起こる予想外の事態に株価が下落し始めることがある。その下落は、予想外の損害を相場が織り込むまでに数週間続いた。この種のニュースが出てきて、しかも市場がそれに対して準備する時間がないときは、その十分な影響が感じられるのはニュースが知られてからである。

こうした動きが起きて、市場が大きく上げるか下げるかして寄り付いたときは、買い玉を売るか、または空売りを買い戻して待つのが良い。大きな下げからのその日および翌日の反騰を確認し、反騰が小幅で株価がすぐに再び下げて、悪いニュースの出た安値を割り込み始めたら、一段の下げがあると見てよい。

 

⇒なるほど、と思ったので実際コロナという予想外で市場はどうだったのか確認しました。例としてJR東海を見てみます。

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2/6の高値から3/13の安値まで、5週間ほどの下落が続いています。この後、更に株価は下げていきますが、当時の想定損害を織り込むまでにこれだけ時間がかかった、、ということでしょう。

更に、大きな下げの連続の後に、小規模な反騰や大き目の反騰(赤枠)があります。が、その翌日は売られており、本の通り一段下げ。結局3/13の底値までは一貫して下落トレンドです。

この状況でいつ株を買い始めるかというのは、かなり難しいですよね。。

かぶ1000さんから学ぶバリュー株投資#1

今日から、かぶ1000さんの本を読んで、自分なりに勉強しようと思います。

かぶ1000さんは屈指のバリュー株投資家で、私のような人気株を買って損ばかり繰り返している人間とは全く異なる方です。だからこそ、その手法をしっかり学んで自分に取り入れたいと思い、書籍を買ってみました。

 

●「賢明なる投資家」ベンジャミン・グレアム

かぶ1000さんにとって非常に大切な方のようです。私は初めて知りました。あのウォーレン・バフェットの師匠でもあるようで、バリュー株投資の父のような存在なんですね。その方がおっしゃっているのが

・長期的に資産形成するなら「株」がベスト

・株で長期的に資産形成したいなら、バリュー投資が最もパフォーマンスが良い

です。

 

●成長株投資とバリュー株投資の違いは?

成長株投資は、まず「企業成長」が前提の中で、現在の企業価値と将来の企業価値のギャップに投資をしています。成長が止まると株価は大きく下げますし、ファンダメンタルズ的に売上もしくは利益の成長が高いことは当たり前なのです。

バリュー投資は、割安な銘柄を買い、適正な価格に評価されたら売却して利益を得る投資です。これは、現在の価値と「本質的価値」のギャップに注目して投資をおこないます。特に、現金・預金や不動産、有価証券のような現時点で保有する資産を評価します。

バリュー投資は、表向きの財務内容や企業規模、知名度などに左右されない本質的な価値で企業買収のプロが評価する「事業家的企業価値(プライベートマーケットバリュー)」に注目します。

 

ふむふむ。。いつも自分が考えていることとは全く異なる視点なので、勉強になります。今日から少しずつ学んでいきたいと思います!

 

株価の真実#3

本日はもう少し株価の真実を学びます。

 

●引かれ玉(含み損)をもつ投資家は、人間の常として相場が自分が有利に動くことを期待するという習性がある。特に、含み損を抱えて、次の上昇タイミングを待つが、結局上昇は来ず含み損は増える。。という例が書いてありましたが、私自身、このような過ちは何度も繰り返してきました。。(今でも。。)

「トレーダーが成功するには、人間の修正を研究し、一般大衆とは逆の手を打たなければならない。下落相場の初日は自律的調整だと考え、誰も心配しない。水曜は相場が下落で始まることが多い。木曜も下がり始めると下落が注目され、金曜で翌週まで建玉を持ち越せず、やれやれ売りとなる。その結果、引け前の1時間で相場は崩れることが多い。」とありますが、その通りだと思いました。相場の張り方を心得ているトレーダーは、チャートの下落の最初の兆候が見えた初日に売り抜け、皆が売り始めるタイミングまで待つようなことはしないようです。ほんとかしら?笑

この考え方は、長期的な場合であてはまり、相場の最終局面の買いや売りも増えてくる。それは相場の上下につれて、期待や不安も増してくるからで、多くの人を売買に誘うのは健全な判断でなく、期待や不安だから

なるほど。。つまり大衆が「期待」したり「不安」になるタイミングが相場のターニングポイントになりうる、ということですね。そして、その感情に流されず、淡々と相場を続けていくことが大切ですね。深いです。