かぶ1000さんから学ぶバリュー株投資#2

本日は「資産バリュー投資」について見ていきます。

 

資産バリュー投資:企業が所有する資産価値に対して、株価が相対的に低い銘柄を探して投資する手法

収益バリュー投資:企業の収益力に対して、株価が割安な銘柄を探して投資する手法

かぶ1000さんは、この資産バリュー投資が得意のようです。

 

まず、おさらいとして、PBRとPERについて考えます。

「純資産」とは企業の総資産から総負債を引いたもので「株主資本」とも言われます。PBR=株価/BPS(1株あたりの純資産) BPS=純資産/発行済株式数なので、PBRは株価が純資産に対して割安か割高かが分かり、PBRが1未満なら割安。PBRが1以上なら割高といえます。

つまり、PBRが1倍未満の場合は、その企業が有する純資産以下で株価が売られているわけなので、バーゲン状態と言えるんですね。

 

さらに、かぶ1000さんは単純にPBRで比較せず、「実質PBR」を重視されています。実質PBRとは、表面上のPBRに、保有している資産を時価評価した際の簿価とのギャプである「含み資産」を加えたものです。その上で、どれくらい割安かをわかりやすくするために、「割引率」という指標で見られています。

割引率=(PBR-1)*100% 

例)PBR0.4倍の場合、割引率はー60% ⇒これは、会社の純資産よりも60%割り引かれた評価ということになります。

 

実質PERのくだりについては、どこまで厳密に実質化できるか微妙だと思いました。例えば、土地の簿価を正確に入れたいとしても、対象企業がどこの土地をいつ買ったかわからないと駄目なわけですよね。その観点でいうと、昔から一等地を有している企業、例えばJR東日本三菱地所などはかなりバリューがあると思われます。

 

難しいですね。。笑 次回は収益バリュー投資について勉強していきます。