かぶ1000さんから学ぶバリュー株投資#4
すみません、久しぶりにかぶ1000さんの本を引き出しました。ここからはペースを落とさずサクサク行こうと思います。
●資産バリュー株投資の3つの視点
1.現金及び預金
2.有価証券
⇒上場株式に注目する
3.賃貸用不動産や土地
⇒遊休地の活用や会社全体の収益向上のために賃貸用不動産をもつ企業もある。なかでも簿価が安く、含み益が乗った不動産を持っている場合は「お宝銘柄」の可能性があります。
●かぶ1000さん的割安のものさし
PBR0.4〜0.5⇒割安
0.3〜0.4⇒超割安
0.3以下 ⇒激安
※現金や有価証券のように換金性の高い資産を多く持ち、負債が少ない企業であること。(在庫や工場が多い場合はNG)
●現在の株価からチャートに横線を引いてみる
株価の割安度を評価する第一のポイントは「株価の位置」を見定めること。現在の株価を基準に横線を引いて、その上の面積と下の面積を比べて評価する。横線より上に占める面積が多い銘柄は含み損を抱えた投資家が多く、その逆は含み益を抱えた投資家が多いということ。
例)青山商事
これを見ると一目瞭然ですが、青山商事の場合既存株主のほとんどが含み損領域です。
例)ワークマン
次にワークマンの場合、コロナにより一時的に株価が下がっていますが、それでもほとんどの株主が含み益なのが分かります。
この他にもレンジ内で株価が上下する銘柄もあります。長期的には株価は上昇していませんが、良い材料・悪い材料に対する株価の反応がある程度予想できて、上限下限が決まったゾーン内で収まっているので、売買がシンプルにできるメリットもあります。
例)オリックス
オリックスはヒゲを除くと、上限2000円程度加減1100円程度でぐるぐるしています。※今はほぼ上限にいるようなので買いではありませんね。
このようなタイプは景気敏感株(シクリカル銘柄)に多く、景気⇒業績⇒株価と連動して動く銘柄です。
なお、注意点はシクリカル銘柄は業績がピークを打つタイミング、業績がボトムを打つタイミングよりも、半年から1年くらい先行して株価が動きます。そのため、慣れるまでは、業績が好調なのに株価が上がらないのはなぜだろう。。。と疑問が置きますが、株価はそれだけ情報を先行している、ということになります。
かぶ1000さんは、株式投資は「どれだけ儲けるか」を追求するよりも「どれくらい損を減らしてリスクを抑えられるか」が重要だと思われています。耳が痛くなりますが、自分の中でも取り入れていきたいと思います。
今日はこの辺にしたいと思います。是非参考にされてください^^