株価の真実7
今日も成功するためのルールを学びます。前回が1つ目のルール「必要な資金」でしたが、今回は「リスクの限定」と「過剰売買」です。
<ルール2 リスクの限定>
これは建玉をストップロスオーダーによって守る、というもの。いわゆる「逆指値注文によるロスカットの徹底」ですね。ただし、私は基本的にはこの戦略を取らないことが多いです。というのも、「リスクの幅」を決めるのが難しすぎることと、需給で簡単にリスクを超えることが多いので、それこそロスカットの嵐になる可能性が高いからです。
そのため、私はPER水準やシナリオの破綻などがない限りはロスカットはしません。ロスカットは超短期向けの戦略だと認識しています。
<ルール3 過剰売買 ※損失の最大の理由>
筆者はこれを損失の最大の原因だと指摘していますが、その通りだと思います。その中で、①小口の売買に徹すること。②控えめにすること。③長期の大幅な値動きのあとの底や天井では過剰売買しないこと。を挙げています。
極端な値動きの3~5ポイントを捕まえようとすれば、資金を失うことになります。チャートを研究し、願望や恐れで自分の判断を曇らせないことが肝要です。
建玉が不利になり始めるということは、どこかが間違っているのである。それなのになぜさらにナンピン買いするのか。永久に手遅れにならないうちに損を食い止めることが最も大切です。
早めに損切りをし、引かされているときではなく、利が乗っているときにピラミッディングで建玉を増加することが大切。
動きが激しく、活発な相場は盛んな株価操作で起きるもので、創造をかきたて、期待を膨らませ、理性やバランス感覚を狂わせます。そのため、相場が過熱する場合は、崩壊しないうちに逃げるのが正しい。
古典的な内容ですが、真理的な内容なのですとんと腹落ちしますね。
株価の真実6
本日から第2部「売買の方法」に進みます。
まずルールが大切。ルールに従わない人は投資をやめたほうがよいと書かれています。ここは肝に銘じたいところですね。
<ルール1 必要な資金>
相場においてはチャンスが訪れた時にそれを見逃さないようにしておけば、毎年チャンスは巡ってくる。だから、2〜3ヶ月や1年で金持ちになろうとしないこと。10年とか20年を費やして財産を築くように努力することが大切。
株のような投機市場では人はできないことを期待しがち。底や天井で仕掛け、ピラミッディングで大儲けができるチャンスがくるのは数年に一度と心得るべきである。(コロナのようなイメージですね)
活発な主力株は年に3〜4回、10〜40ポイントの大きな値動きをする。この大きな動きの半分を慎重な取引でものにできれば良いのである。小さな値動きをすべて捉えようとしないこと。
取引毎の損失の額は常に3ポイントと決め、決して5ポイントを超えてはならない。(私はすぐにマイナス銘柄を寝かす癖があるので耳が痛いルールです、、、)
株価の真実5
本日の株価の真実の学びです。ぜひご参考に。
●予期せぬニュースに対して
予期せぬニュースに対して株価が大幅下落した場合、翌日の反騰が小幅で、前日の安値を割り込んだら、更に一段の下げが来ると思ってよい。
●プロが楽観的な予測をする場合、それは何かを大衆に売りつけようとしているとき
⇒高値で楽観論、底値で悲観論をするのをやめること。周りの意見ではなく、常に自分の意見を持ち、独自に検証すること。
●買うにも売るにも時があり、その時がくれば熱狂・願望・楽観主義・悲観主義・不況・業績不振、に関わらず、どのような強気も弱気も時期を逸して需要と供給のゾーンよりも高く、もしくは低く動かすことはできない。⇒流れに逆らうのではなく、トレンドに乗ることを常に意識。
●株の売買に必要な資質
<忍耐>
好機を待ち、心配しすぎて早く動かないよう辛抱強くなること。いったん株を買って、それが自分に有利に動き始めたら、手仕舞うのにもっともな理由や十分な根拠のあるまでその建玉を持ち続けること。仕掛けでも手じまいでも、全ての行動はその行動の裏付けとなる明確な根拠がなくてはならない。チャートを見て、トレンドがどちらに向いているか見た上で、それに従うこと。明確なトレンドが分からない場合は、買うのを待つべきである。
<勇気>
勇気も忍耐と同じくらい大切で、度胸は資金に匹敵する。勇気と希望をもって未来に直面し、もし間違えてもその原因を慎重に研究し、次に活かせば良い。せっかくの機会をものにできるのは、資金ではなく勇気である。
<知識>
経験は学習のための唯一の学校である。しかし、二度間違えてはいけない。間違いは進歩への踏み台とし、将来同じ過ちを繰り返さないように、自分の犯したミスと損の原因を分析することが重要。
<健康と休息>
人は、ある仕事に長く継続的にしがみつくと判断が歪んでしまう。型にはまり、味方が一方的になってしまう。年間数回はポジションを0にして休息を取ることが重要。
ポジションを持つと、どうしても相場が自分の都合の良い方向に進むことを期待してしまい、自分にとって都合の良い情報だけを重視してしまう。しかし、ポジションをもっていなければ相場をあるがままに見ることができる。願望や恐れを排除して歪みのない目で市場を判断することが大切。
気に入った銘柄の専門家となり、それを深く研究し、勝てるシグナルを待ち、ようやく動き、その時が来るまでは決して急がない。そして、時が来れば躊躇しない。
儲けの額をあらかじめ決めたり、抜け出す時期を特定しないことも重要。また、明確なトレンドがない場合は市場を離れて観察しながら待つ。忍耐力を持つこと。
210217 本日気になった銘柄
一昨日UPした海運系銘柄が軒並み上がりましたね。なんででしょうか。👶
さて、今日気になった銘柄ですが、
●6254 野村マイクロ
●6626 SEMITEC
●4186 東京応化工業
●6326 クボタ
です。
特に、東京応化工業は気になりました。
短期目線ですが、75日線にタッチしてからの反発が期待できそうです。一方で、21年度決算の数字インパクトが弱いので期待値の押し下げ→PER低下の流れかもしれません。個人的にはリバウンドが期待できるのでは、、と考えてますのでタイミングを見計らって購入を検討しています🐱
210216 本日気になった銘柄
今日も日経強かったですね。私のPF的にはミダックが上昇してくれましたが、インパクトは下落。。機関売りが1週間は続く可能性があるので落ち着くまで見守ろうと思います。
さて、本日気になった銘柄ですが、
●4304 Eストアー
●6445 蛇の目
●2742 ハローズ
です。
まずEストアですが、好決算でかなりPERが下がっています。もうしばらくは上昇トレンドが続くのでは、、と思いました。
蛇の目ですが、巣籠需要でミシンが売れたのでしょうね。しかし、PERは4.5倍。PBRも0.6倍とバーゲンセールです。セクター的にこの程度の割安感なのかもしれませんが、驚きです。
絶賛押し中なので、買いのチャンスかもしれません。
6067インパクトHD ひどい決算を分析しました。
結論から申し上げると、この「会心の被弾」は自分の勉強不足でした。この銘柄を買う前から「爆弾」銘柄でした。
まず銘柄購入の理由ですが、以下の数字推移からわかるように、
売上及び営業利益がしっかりと伸びていること(特に売上)。※この時、2019年の経常利益が赤字なことを意識できていませんでした。
またチャート的にも魅力的でした。
この銘柄を買ったとき、MACDを勉強していたので、1月の半ばに2600円付近で底値だと判断。購入しました。(覆面調査員によるマーケティングリサーチなどの事業領域にも関心がありました)
さて、先日の決算を経て、ふたを開けてみると「爆弾銘柄」だった訳ですが、下記の数字が20年12月期の決算内容です。※あえて2019年もいれています
売上と営業利益の伸びは素晴らしい。でも、なんで経常利益がこんなに少ないの?記載ないですが、決算資料によると、親会社に帰属する当期純利益は▲187万円です。
決算を読むとすぐわかりますが、持分法適用による投資損失として▲917万円が計上されていました。 え??なにそれ、、という感じです。😢
さて、私は会計に詳しくないので持分法を知りません。調べてみると、ある会社に投資をしてその議決権(20%~50%)のX%を持つと、当該会社の収益もX%入ってくる仕組みだそうです。
※下記ブログを参考にしましたtesmmi.hatenablog.com
インパクトHDはインドでコンビニ会社をやってるのは知っていたので、そこでこけたのか、、と思ったのですが、それにしても9億の赤字は大きすぎる、、と思ったところ、更に詳しく情報が記載されておりました。それによる、そのインド会社の代表が2019年に急逝したらしく、その後の調査でインパクトHDが出資した16億が不正に使用されていることが判明。現状、相手企業に返済請求をしているようですが、その見込みが読めないのか、今回投資損失として営業外費用に計上したとのことです。
はああああ??って感じです。
そして、自分にも責任があります。
そもそも不正をした代表が急逝したのは2019年。そして、2019年の経常利益は赤字になっている。それが分かれば、2019年の赤字の理由を調べるはずです。
その原因はのれん相当額を持分法で投資損失として計上していたの、このリリースを読んでいれば、今回のリスクはある程度読めていたと思うんです。このインド会社は怪しいぞと。少なくとも跨がなかったと思います。
つまり、今回の私の損失には明確な原因があり、まとめると
●売上と営業利益(ファンダメンタルズ)だけ見てもダメ。
●チャートだけ見てもダメ。
●事業内容だけでなく、経年で数字を確認して不自然な赤字(利益の大幅な減少)がないか、チェックする。あれば過去のリリースを確認して、事実を把握する。
がポイントでした。これを学べたのは大きいです。
今後についてですが、この一連の「事件」によって、インパクトHDは2019年を天井に大暴落していることと推察できます。(6220円→1338円)
ただ、2019年と比べて営業利益が2倍になっているので、株価の下限も切り上がります。2019/9/20で記録した1338円を下限ベースにすると、インパクトHDへの期待値は一定だとして、2600円程度が下限(コロナ時の928円を下限と考えると2000円程度が下限)です。また、今回の「膿出し」によってこれ以上の損失リスクもなくなったのでは、、と考えています。
つまり、概算で考えると、最悪のケースは2000円まで減少する恐れがありますが、今の状態は需給により売られすぎだと推察。そのため、場合によっては2600円程度なら戻る可能性があります。また膿出しが終わったのであれば、業績に連動した健全な株価が今後は期待できると良いな、、と思っています。
いずれにせよ、これから見るべき指標と内容が増えたことは言うまでもありません。ぜひ、皆さんもこうならないように参考にしてください。笑