かぶ1000さんから学ぶバリュー株投資#4
本日もかぶ1000さんから勉強します。今日は「株主資本の成長」について。
純資産(株主資本)の主な中身は、
株主資本=資本金+資本剰余金+利益剰余金 です。
ここで、資本金は株などにより投資家から得た金額。剰余金は企業の最終的な利益から配当額を引いた来期に繰り越されるお金です。利益剰余金は、とくに「内部留保」といいます。この株主資本が前期と比べてどれくらい増えたのか、を株主資本成長として重視することが大切。
更に、かぶ1000さんは、上記株主資本の成長を見るうえで、保有する資産(賃貸用不動産や有価証券など)も加えて考えることが重要だと述べています。
①賃貸用不動産について
これは本決算時の決算短信や有価証券報告書の「賃貸等不動産関係」の項目を見ると、賃貸用不動産の連結貸借対照表計上額と期末時価との差額が開示されています。この差額が大きいほど賃貸不動産の含み益が大きいことになります。
ちなみに、三菱地所の決算短信などで当該項目を調べてたのですが、出てきませんでした。。あれ?🙄
②有価証券について
これは決算短信の「その他の包括利益類型額」にある「その他有価証券評価差額金」が前期と比べて増えているかを確認することで分かります。例えば、
これはJR東日本の決算短信ですが、黄色マーカーの部分が該当箇所になります。含み益、増えているようです。
上記を加味して、かぶ1000さん的な株主資本成長とは、
株主資本成長=株主資本+純利益+その他有価証券評価差額金増減額+賃貸用不動産含み損益増減額 となります。
BS・PLをしっかり読めるようにならないとですね👶