中小企業診断士の2次口述試験を終えて(勉強方法の棚卸し)
しばらくぶりにブログを更新です。
昨年の5月の半ばから更新しておらず、おそらく当時中小企業診断士を受けようか考え始めたからだと思います。
私は中小企業診断士の勉強を昨年の6月の頭から開始しました。時間的制限で全範囲の勉強をやりきれないまま1次試験を受験。奇跡的に最低点+10点程度で突破し、2次を受験。
2次は1次と違って腰を据えて勉強しました。(勉強時間は1次と2次は同じくらい)本番は事例Ⅳでドボン。これは財務会計の基礎知識が足りないと痛感し、来年の受験に向けて公認会計士の勉強を並行して開始。CPA学院の門をたたきました。
いざ予備校に通ってみると会計の勉強は非常に楽しく、同時に2次受験時の力の無さを痛感。事例Ⅳに関係ない減損会計やリース会計という論点を楽しく勉強してい矢先、落ちてる前提の2次試験の合格発表が先日ありました。公認会計士の予備校代に80万円払ったくらいなので、本当に1mmも期待していませんでしたが、自分の番号がありました。泣きました。
そして、あれよあれよで本日の口述試験。手ごたえは十分ではないですが、99%以上が受かる試験ですので、おそらく合格だと思います。
私は1次試験の勉強を実質2か月程度。2次試験の勉強を2か月弱。合計4か月程度でぎりぎりですが「合格」をもぎ取ることができました。短期合格組だと思います。
ただ、合格するにあたって、やみくもに勉強したわけではなく自分なりの工夫や改善を繰り返していました。会計士の勉強でも同じようなやり方で日々勉強しています。
勉強のやり方はひとそれぞれ向き・不向きがあるので私のやり方は単なる1つの手法だと思いますが、効果がある人は多いと思います。
自分にとっての忘備録も兼ねて勉強方法をまとめていきたいと思いますので、是非中小企業診断士を受けようと思っている方、勉強されている方は参考にしてください。
また、公認会計士の勉強についても時間があれば書き記していきたいと思います。ぜひ参考にしていただけると幸いです。
神・時間術(1回目)@樺沢紫苑
アウトプット
●20回咀嚼する>>セロトニンが出る
●一日の始まりにまずは時間の割り当てを決めること
●お昼ご飯の後も日光を浴びながら歩くと良い
●マインドフルネス
●寝る1~2h、特に15分前は記憶のゴールデンタイム
●睡眠は7h以上とること
●3ポイントアウトプット法>>気づきを3つ、1行ずつ勝ち得見る
以上
かぶ1000さんから学ぶバリュー株投資#6
本日は「ネットネット株」について勉強します。「ネットネット株」とは、流動資産から負債を差し引いた「賞味流動資産」に対して、株価が割安な銘柄のことです。
●かぶ1000流 ネットネット株計算方法
※1 換金性が高い流動資産=現金及び預金+受け取り手形+売掛金+有価証券+投資有価証券ー貸し倒れ引当金
*商品や仕掛品、原材料、製品などの資産評価は「0」とする
●ネットネット指数=時価総額/(換金性が高い流動資産ー総負債)
ネットネット指数<0.66⇒超割安
<0.5⇒激安 と判断。
では実例で見てみましょう。事例は、以前紹介した産廃会社の「タケエイ」です。
(1)流動資産合計
赤色の部分を合計すると、19,387MMとなります。
(2)負債額合計
負債額は55,303MMです。
(3)時価総額
本日時点の時価総額は35,600MMですね。
(1)〜(3)からネットネット指数は
NN=35,600/19,387ー55,303
=35,600/(ー35,926)
=−1
となり、マイナスの値になりました。。笑
つまり、タケエイは有望な「ネットネット株」ではないようです!
このような手法でネットネット株を探すのは楽しそうですね。ただ、なかなか発見するのが難しいかもしれませんが。。
かぶ1000さんから学ぶバリュー株投資#5
本日もかぶ1000さんの本から勉強します。
●下降トレンドの銘柄に宝の山が眠るケース
ローソク足を活用したバリュー投資の方法として、徐々にローソク足が短くなっている下降トレンド銘柄があります。このローソク足の長さは「ボラティリティ」といって、リスクの大きさを表しますが、徐々にローソク足が短くなってきているということは、売りも収まっており、大きく損をする可能性が低い状態を意味します。
<神戸製鋼所>※恣意的に切り取っています
神戸製鋼所の月足チャートですが、2015年の大暴落や2017年の暴落に対して、少しずつローソク足が短くなっているのが分かります。これが「底」のサインなんですね。このような下がる余地の少ない銘柄は、戻ったときのリバウンド力が大きいのが魅力的です。
●「横」「縦」「市場」の比較で割安度を評価
横の比較とは、現時点での他企業との比較。異なる業種間や同じ業種内で比べます。もちろんセクターが異なれば標準的なPERも変わるので注意。また成熟産業のPERは低く、成長産業のPERは高いことが多いため、セクターが異なるPERを単純に比較するのは危険です。
続いて必要なのは同じ銘柄での縦の比較。これは過去から遡ったその銘柄特有の評価です。横の比較でPERが低かったとしても同じ銘柄における過去のPERに対してどうなのか分析する必要があります。
例えば、PERが下がり見かけ上割安になった場合、縦の比較をすると以下の2ケースがあります。
企業Aの株価が1000円で、EPSが100円だとすると、PERは10倍。この企業のPERが5倍に下がったとき、以下のケースが考えられます。
ケース1)株価が500円に半減。EPSは100円のまま
ケース2)株価は1000円のまま。EPSが200円に増加
この場合、狙うのはケース2となります。
●「のれん」について
成長企業Xの純資産は10億円だが、100億円で買収されることがある。この差し引き90億円は買収企業の純資産額と買収価格の差額として計上される「のれん代」となります。のれんは業績が悪化した場合、減損対象となるため、「業績悪化」+「のレン減損」のダブルの悪材料が連動して襲うリスクもあります。
なお、成熟企業Xの純資産が100億円で、10億円で買収できたとき、その差額の90億円は「負ののれん代」として計上される。
かぶ1000さんから学ぶバリュー株投資#4
すみません、久しぶりにかぶ1000さんの本を引き出しました。ここからはペースを落とさずサクサク行こうと思います。
●資産バリュー株投資の3つの視点
1.現金及び預金
2.有価証券
⇒上場株式に注目する
3.賃貸用不動産や土地
⇒遊休地の活用や会社全体の収益向上のために賃貸用不動産をもつ企業もある。なかでも簿価が安く、含み益が乗った不動産を持っている場合は「お宝銘柄」の可能性があります。
●かぶ1000さん的割安のものさし
PBR0.4〜0.5⇒割安
0.3〜0.4⇒超割安
0.3以下 ⇒激安
※現金や有価証券のように換金性の高い資産を多く持ち、負債が少ない企業であること。(在庫や工場が多い場合はNG)
●現在の株価からチャートに横線を引いてみる
株価の割安度を評価する第一のポイントは「株価の位置」を見定めること。現在の株価を基準に横線を引いて、その上の面積と下の面積を比べて評価する。横線より上に占める面積が多い銘柄は含み損を抱えた投資家が多く、その逆は含み益を抱えた投資家が多いということ。
例)青山商事
これを見ると一目瞭然ですが、青山商事の場合既存株主のほとんどが含み損領域です。
例)ワークマン
次にワークマンの場合、コロナにより一時的に株価が下がっていますが、それでもほとんどの株主が含み益なのが分かります。
この他にもレンジ内で株価が上下する銘柄もあります。長期的には株価は上昇していませんが、良い材料・悪い材料に対する株価の反応がある程度予想できて、上限下限が決まったゾーン内で収まっているので、売買がシンプルにできるメリットもあります。
例)オリックス
オリックスはヒゲを除くと、上限2000円程度加減1100円程度でぐるぐるしています。※今はほぼ上限にいるようなので買いではありませんね。
このようなタイプは景気敏感株(シクリカル銘柄)に多く、景気⇒業績⇒株価と連動して動く銘柄です。
なお、注意点はシクリカル銘柄は業績がピークを打つタイミング、業績がボトムを打つタイミングよりも、半年から1年くらい先行して株価が動きます。そのため、慣れるまでは、業績が好調なのに株価が上がらないのはなぜだろう。。。と疑問が置きますが、株価はそれだけ情報を先行している、ということになります。
かぶ1000さんは、株式投資は「どれだけ儲けるか」を追求するよりも「どれくらい損を減らしてリスクを抑えられるか」が重要だと思われています。耳が痛くなりますが、自分の中でも取り入れていきたいと思います。
今日はこの辺にしたいと思います。是非参考にされてください^^
株価の真実8
今日も成功するためのルールを学びます。今回はルール4からルール7まであるので、サクサクまとめたいと思います。ぜひ参考にしてください。
<ルール4>儲けを損失にしないこと
過剰売買の次にトレーダーを破産させるのがこのルール。株に利が乗った時、トントンか儲けを残して抜け出るところでSO(ストップオーダー)を入れてフォローすることが重要。欲を出してもっと多くのもうけを期待して取引きし続けないこと。※私はこれが苦手でよく+20%からー20%に含み益が変わることが多いです。
<ルール5>トレンドに逆らわないこと
お金を儲けるにはトレンドを判断してそれに従うこと。また損をするなら素早くすること。間違っているとわかっているのに売買を続けて期待を膨らませることは何もならない。※個人的に、これは耳が痛いルールです。。
<ルール6>疑わしいときは手を引くこと
株を売買してもそのあとうまくいかなかったり、期間内に有利な動きを始めないときは手を引くこと。執着して相場が有利になるのを期待すればするほど判断は悪くなり、間違いを犯すことになる。
株は一度動き始めると上昇なり下落を簡単には止めない。「株が自分の思う方向に行かないときは、自分が株の向かう方向にいくべし」という言葉もある。
<ルール7>活発な銘柄を売買すること
活発な主力株の方が長い目で見れば儲けは大きい。原則として人気株や主力株は5年から10年の間は活発な取引が続く。一方でその期間が終わるとその株は投資家の手に渡り、活発な売買は終わり、株価の変動は小刻みになる。これは投資家は毎日売買しないからだ。